週刊・南遊新聞
� ��������� ★2002年10月30日(水)�� 号外★
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皆さま
おはようございます。
こんちにわ。
こんばんわ。
南遊新聞です。
ベトナム・ホーチミン市でおこったビル火災。
本日の中日新聞・朝刊でもカラーで報じられていましたので
ご存知の皆さんも多いと思います。
この火災について現地の石丸さんから急遽、レポートが届きましたので
お届けいたします。
この火災のあったビルは石丸さんが滞在しているホテルからすぐのところの
ようです。
もちろん石丸さんはご無事です。
では、さっそくレポートです。
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危惧していたことがついに起こりました。
しかもほんの300mほど離れた場所です。
火災です。
国際商業センターと呼ばれている7階建ての古いビルです。
�1~2階は貴金属を売る店がたくさん入っています。
� 上部階は、今日始めて気づいたのですが集合住宅になっているようです。
� 10月29日午後14:30分です。
残酷なシーンを目の当たりにすることになりました。
3階レストランで出たという火は、最上階7階に達していました。
その最上階の一部屋の窓枠に両手を広げた人の形が見えます。
外部の庇に出ることができないのです。
動かないところを見ると、もう窓枠を握ったまま事切れているようです。
部屋の奥に赤い炎が上がる度に
窓枠にしがみついた大の字形シルエットが浮かびます。
群がる野次馬の中にからも
「troi oi、troi oi, troi oi(天よ、天よ、天よ)」の
うめきとも祈りともつかない声があがります。
存命を祈るように放水車はその窓へ狙いをつけ放水するのですが、
圧力があがらないのでしょうか水は、途中で落ちて届きません。
はしご車は、私の方角からは見えません。
何せすごい群集で身動きが取れません。
一瞬、赤黒い煙の中に、黄金色の大の字形の炎が上がり、
大の字のシルエットが消えました。
ウオーッという悲痛な叫びがあがりました。
目撃はしていませんが、
高層部の庇に逃れた人も熱さに耐え切れず飛び降りていたそうです。
ベトナムだけでなく、東南アジアの街々で感じることなのですが、
ガラス窓のほかに、頑丈な窓枠を取り付けている家が多いですね。
さらにはベランダを金属ネットで囲んでしまっている家々を見ます。
侵入を防ぐためと、窓枠のデザインを顕示するような意味があるようです。
多くは小金持ちの家です。
国家の体制や保護を信ずること無く、自分の生命財産は自分で守る。
そのためには我々日本人が想像もできないようなことをします。
自分、或いは家族以外はいつでも闖入者になり得ると考えて
対応しているように思います。
今回、火事が起きたビルは古いビルです。
上層階は分割して、多くの人が居住権を持っているようです。
高層と言えども何時、隣の庇を渡って闖入者が来るかも分かりません。
夫々が闖入者を防ぐための窓枠とか金属ネットを張っているのです。
そしてそのことは逆に自分の脱出を不可能にするのです。
入るところがなければでるところはない、当然のことです。
しかし、彼らは自らの責任で脱出しなければならない事態は
決して起さないという確信があるのでしょう。
自己責任について100%近い確信を持った生き方です。
今回は3階のレストランからの出火、原因は自分ではありません。
炎という闖入者は外からではなく、内なる階段を駆け上ってきました。
原因が自分でないからこそ多くの人が命を失うことになってしまったと
言うことでしょう。
今日、このビルでは国際会議があり、
数百名の外国人が出火当時いたそうです、ご無事を祈っています。
外ではまだ救急車の走り回るサイレンが鳴り渡っています。
私のホテルも下層階で出火すれば全く同じ運命です。
大の字形の黄金色の炎はしばらく脳裏から離れそうもありません。
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今(10月30日 19:42)、中日新聞さんのHPで確認しましたところ
59人の死者と102人の負傷者とありました。
心よりご冥福をお祈りいたします。 �
☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ
○「週刊・南遊新聞」
おたよりは nan-you@k7.dion.ne.jpまで。
なお「Xin Chao」はベトナム語であいさつの言葉。
「おはよう」も「こんにちわ」も「こんばんわ」も
全て「Xin Chao!!」なんです。
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