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《 も く じ 》 |
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2005年 スタディーツアー |
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若松万里子
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ベトナムから帰り、早いものでもう2週間がたった。今回のツアーは、とにかく「行って良かった!」と思った。印象に残ったことを一つ一つ書いてみる。
<道路>道路標識は日本と同じものが多かったが、全くと言っていいほど無視されていた。しかし何より驚いたのはバイクだらけで道がいっぱいになっていたことだ。本当に多かった。テレビで見たような光景がすぐ近くに広がっていて、熱気やクラクションの音が激しかった。自分が乗っているバスも、進路変更をするのにクラクションを鳴らしてバイクを蹴散らすようなやり方を平気でする。ちょうど私は免許をとったばかりだったので車校で習ったこととのギャップでよけいに驚いた。
<アオザイ> ホテルにチェックインした後は早速出かけてアオザイを作った。アオザイは、まずは好みの刺繍の入った布を選び、色を選び、そして細かーく採寸をしてもらい、お店の人に預ける。そして何日間かかけて縫製し、一人一人の体にぴったりのアオザイができる。本当はウエストの部分は指も入らないくらいにぴったりにしなければならないらしいが、私のアオザイはというと、指は2,3本余裕で入ってしまうし、縫製が雑だし、これで50$は高すぎるとベトナム人の子に指摘された。やっぱりベトナム人の子について行ってもらって買うべきだった、と後悔した。
<クチ> 山の中にあちこちトンネルの入り口や罠などがあり、感心しつつもぞっとした。葉っぱで隠された小さな入り口は、ふたをするとたちまち地面と見分けがつかなくなり、そこからシュッとベトナム兵が出てきて攻撃をした様子を思い浮かべた。実際にトンネルに入ると、狭くてクネクネしており、暗くて何も見えず、暑かった。簡単な作りながらも大きなダメージを与える罠は見ているだけでも痛々しかった。
<統一会堂と戦争証跡博物館> 「サイゴンのいちばん長い日」という、サイゴン陥落を経験した日本人記者が書いた本を読んだことがあったので、これがあの大統領官邸か〜!!と感動した。博物館には枯れ葉剤や被爆者の写真やベトナム人が受けた様々な拷問を説明する絵や監獄を見た。胸の痛くなるような内容ばかりで、とても悲しくなった。監視をしているベトナム人と目が合わせられなかった。
<スコール> 三日目、ボートで森林公園のマングローブ林のあいだを通った。解放戦線の基地を見た。当時の様子が再現してあったが本当にここから戦いに出て行ったのか、こんな設備も何もないところから、と複雑な気持ちになった。帰りにスコールに遭った。通り雨のようにもっとさーっと通り過ぎるのかと思いきや意外に長く、激しく降り、上から下まですっかりびしょぬれになった。
<ゴキブリ> カンザーのホテルの私の部屋は3人が泊まるにしては広いが、トイレもシャワーもなく、滞在中合計7,8匹ほどゴキブリが出た。床に直にふとんを敷いて寝るのだが、すぐそばにアリ、ふとんの上にもたまにアリがのぼってきているという状態だった。初日は気になって蚊取り線香を焚いていたが、だんだん慣れてどうでもよくなった。植樹をするところにいるアリは噛みついて離れないので怖い。
<植樹> 地下足袋を履いて、三角の帽子をかぶり、いよいよ植樹を開始。初日は4年生の山下先輩の卒論の手伝いでカニの穴を数えた。植樹の場所へはバスで1時間、ボートで1時間くらいかかった。カニの穴を必死に数えてふっと顔を上げるとジャングルが広がっていて、すごい所に来てしまった、と今更ながら実感した。暑くてフラフラになって、ミネラルウォーターがすごくおいしく感じた。植樹二日目、想像していたよりもペースがゆっくりだな、と思ったらすぐに理由がわかった。炎天下苗を持って歩き、しゃがんで苗を置き周りの土を固めて顔を上げるとクラッとくるのだ。明らかに苗を植えるために土を掘る作業を続けるTrungくんのほうがつらいはずなのに、黙々と掘り続け、ベトナムの女の子たちも全然休まなくてさすが現地人は強い、と思った。でも今になって思うとベトナムの子はベトナムの子で日本人は弱いから、と気を遣ってがんばってくれていたのかもしれない…。それでも自分が植えた苗が大きな木になるかと思うと嬉しくて、一本一本大切に植えた。お昼にお弁当にプラスしてヨーグルトが出た。甘い物ってこんなにおいしかったっけ?とびっくりするほどおいしかった。植樹最終日、まず三年前に植えたマングローブを見に行った。大きい物は2メートルくらいになっていた。マングローブは海水を吸収して塩を出すそうで、葉っぱの表側をなめたらしょっぱかった。今日は細長い胎生種子をプスプス植えるだけだった。楽かと思ったら一人でもどんどん植えられるため逆に休憩がなくなって大変だった。移動中三回も水たまりにはまった。植樹はつらかったけど、一日カニの手伝いで抜けたせいかもしれないが終わってみるとあっという間だった。帰りのボートであらためて景色のすばらしさに感動した。日本ではビルやなんらかの建物、電線などで狭い空しか見られないが、一面海であとは全部空というこれ以上ない開放感にひたった。
<さよならパーティー> ほとんどの女の子はアオザイに着替えた。ホンバン大学の学長や、森林組合の人、JICAの人も来ていた。たくさん写真を撮って、メールアドレスを交換した。パーティーが終わりに近づくにつれて、ほとんどの子とはこれでお別れということが信じられなかった。「さよなら」パーティーというのもしっくりこなかった。別れ際に「また明日」と言えないのがすごく寂しかった。
<最終日> 昼間は市内観光をして、夕食は船の上でサイゴン川を下りながら食べた。本当に今日飛行機に乗って日本に帰るかと思うと、すっごく帰りたくない気持ちと少し帰りたい気持ちが入り混じった。バスで空港へ。ガイドの新さんともお別れ。どんどん寂しくなってきて、帰りたくなくて、「また来年も来ます!」と宣言してしまった。空港に着いたらベトナムの子たちが見送りに来てくれていた。いろんな人と写真を撮って、握手して、抱き合って、泣いて、別れた。また来年、絶対来ようと思った。
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Study Tourを振り返って |
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澤田貴之
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日本に着いた瞬間、10日間があっという間に過ぎてしまったというふうに感じていた。自分自身このように10日間があっという間に過ぎることは想像していなかった。
特にに印象に残っているのがカンザでの出来事である。ジェットコースターのように揺れるバス、水シャワー、いろいろな虫たちとの共存。そして植樹である。これらの出来事は自分にとってすべてが初体験であった。
このツアーのメインイベントである植樹は暑くて植林地にいるだけでも体力が奪われていった。そんな暑さの中で日本にいたら生ぬるくて飲みたくないようなミネラルウォーターがおいしく感じていた。みんなそのなかで植樹を行い、助け合っていました。いままで困っているときにこれだけ助けてもらったことがあるだろうか。困っている人がいれば助ける、それは当たり前のようだが今の自分自身考えるとできているような気がしない。その助け合い精神がいまの自分には足りないと思いました。
さらにこのベトナム滞在中にはベトナム人の学生からいろいろ学ぶことが多かった。わからない言葉を手振り身振りを交えて教えたり、教えられました。そのときに自分が正しい日本語ができなくて日本人に日本語を聞くような苦労をしたこともありました。けれどもそれを理解したとき、されたときはとてもうれしかった。いままで日本という国から出たことがなかったのでコミュニケーションの大切がわからなかったがそれが初めてわかりました。加えて生活習慣の違いでも日本ではこうする、ベトナムではこうするということはとても新鮮に感じていました。
このツアーでは今まで自分が体験したことのないようなことをたくさん経験しました。そしてこれからはこの経験をいかしたいです。
最後にこのツアーに参加して本当によかったと思います。これからはこのような活動を今回に限らずいろいろなところで参加していきたいです。 |
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カムオン:ベトナム Tour感想 |
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松岡令子
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サイゴンの町はジメジメと暑く、夜はさわやかに涼しい…
私は今回初めて日本国を出ました。今まで暮らしてきた場所とは違う、異なる歴史を持つ地へ…。けれど実際はほんの5時間ほどでついてしまうような、そんな行こうと思えばアッという間についてしまうような、そんな場所でした。
まずは第一に物価の違いです。ベトナム人の学生と一緒に買い物をしていても、値切りの交渉や、私たちが買うお土産の数に、彼らはうんざりしているようでした。私たちが買い物をした市場は、外国人向けの、ベトナム人にとっては値段の高いところで、私たち日本人もここの物価が高いことは知っているので、ここでは値切り交渉が必ず行われ、私たちもやってみたのですが、慣れないことで、なかなか上手く交渉できず、すぐにベトナムの学生に頼んでしまいました。けれど途中からは、「私たちはベトナム人だから、ベトナム人からベトナム人への交渉はやりにくいから、交渉は自分でやってね。」と言われてしまいました。そのとき初めて気づいたのです。自分たちは当たり前のように買い物をしていたけれど、彼らにとってはとんでもないほどの贅沢なのだと。ベトナムではもっと安く買えるものを、私たちは同じものでも高いものを目にして、安い安いといって、たくさんかっていたのです。
確かにもっと安い市場もありますが、外国人向けのお土産品が多く揃っているのはその市場でした。けれど、やはり、ベトナム人と日本人の両方が楽しく買い物をすることができるように、多少移動費がかかっても、学生たちがよく買い物をするという大学の近くのお店や、自宅の近くのお店に連れて行ってもらって、楽しく見て回るべきでした。(このようなお店の存在は後で知ったのですが)
もちろん、楽に考えれば近場で自分たちにとって安い品々を買えばよいのです。けれど、私たちがそのとき一緒にいたのは、自分たちとは違う金銭感覚をもつベトナム人の友達でした。少し場所を移動すれば、お互いに楽しむことができる買い物をすることができたはずなのです。相手のことを気遣い、様子が変だと思ったらすぐに理由を聞いてみて、直せばよいのです。普段日本にいるときとはまた違った気遣いが必要だとは思いますが、今回このことを。頭で分かるだけではなく、体で実感することができ、学ぶことができました。
マングローブの植林は全部で3日間。そのうち植林をしたのは一日45分を2セット。間に15分の休憩。今思えばたったこれだけしか植林活動をしていないのに、あの時はもうできないと感じるような気だるさが、体いっぱいでした。重い鍬やスコップを運び、穴を掘り、苗を籠に入れて何度も往復し、どんどん奥へと進んでいくのです。
振る変えってまず感じることは、決して自分一人ではできないだろうということでした。みんなとおしゃべりしながら、汗をいっぱいに流しながらも笑顔を見せ合い、お互いにせっせっと苗を植えていく姿を見ながらだからこそ、3日間植林を続けることができました。
小学校のころから、マングローブでの海老の養殖による環境問題や、今回知った、塩田の問題。私はただ、水に浸かりながらも大きく葉を広げる広大なマングローブ林を目にし、そこに自分で木を植えてみたいという、ただそれだけに憧れていました。今回実際にその地へ行ってみると、それだけの単純な気持ちだけではいられませんでした。私たちが植林をする場所までは、船で移動したのですが、その間にもところどころ、ビニールの袋がプカプカ浮いていたり、私たち以外の植林活動のグループが残したであろう大量の食料の容器のごみや、船で移動することで発生するその波による波打ち際の土の侵食問題。私たちが植林をするがために、一方ではまた別の問題が発生してしまうのです。単に植林をしたいという気持ちだけで、ベトナムの地に足を踏み入れた私はまだまだ考えが足りませんでした。現実はもっともっと厳しいのです。甘い夢だけではなく、もっと現実的にその地を見つめ、あらゆる方面から見つめた上で、その中にどれだけ自分がやりたいことの意味が残るかを探さなければなりません。
この活動で知り合ったベトナム人の方から、「また来年8月に」と片言の日本語で言ってくださりました。また来年行くことになるかどうかは、私がこのツアーで感じたことを、これから1年間でどう整理するかによるでしょう。
たくさんのことを感じさせてくれました。たくさんのことを学ばせてくれました。
ベトナムありがとう…
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もくじ |
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スタディツアーの感想 |
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細井恵理奈
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私がスタディーツアーに参加したのは、マングローブを見てみたいと思ったのがきっかけでした。このツアーの内容は興味のあるものだったし、ホンバン大学の学生との交流もありベトナムに行くのを楽しみにしていました。
ベトナムに着いて驚いたのは、道路を走るバイクの多さでした。特に大きな道路を渡る時は、次々に向かってくるバイクにひかれそうで怖かったのですが、次第にコツをつかんで一人でもうまく渡れるようになっていました。
ベトナムの学生は重い荷物を運んでくれたり、食べ物を私の皿に取ってくれたりして、とても親切にしてくれました。そのほかにもツアー中にはベトナム学生の優しさをたくさん感じました。また彼らと話していると、日本語が上手で日本のこともよく勉強していることが分かりました。それに、会話に出てきた単語をメモして、すぐに覚えようとしていたことには感心しました。彼らの姿勢にはたくさん学ぶことがありました。
植樹は暑くて大変な作業でしたが、ここでもベトナム学生にたくさん助けてもらったり、励まされたりしながら植えることができました。足場の悪い中、道を選びながら苗を運び、手で一本ずつ植樹をして、改めて自然の大切さを実感しました。日本人とベトナム人のみんなで協力して植えた苗が大きく成長して、森林公園で見たような立派な森になってほしいです。
ベトナム学生たちとカレーを作ったり、市内を観光したり、ごはんを食べたり、遊んだりしたことも楽しい思い出になりました。スタディーツアーに参加して、ベトナムでは様々な良い経験をすることができました。 |
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さまざななものを植えてきた ベトナムスタディツアー |
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山田蓉志美
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最高の10日間であった…。
この言葉に尽きる。ベトナムスタディーツアーに参加した日から、はや1ヶ月が経った今でも、あのつらくもあり、楽しく、素晴らしい毎日が忘れられないでいる。
“つらく”というのは、このツアーの大きな目的であるマングローブ植林活動である。1日3時間、たかが3日間の植林活動と多くの人は思うかもしれない。しかし、それは想像以上に過酷なものであった。船に揺られ、カンザーの森へ行き、穴を掘り、苗を植える。足をとられる沼地や燦燦と照りつける太陽の下では、そんな単純作業でさえ、体力の限界を感じてしまうほどであった。しかし、そんな自分がなぜ、頑張れたのか…それは、仲間がいたからである。ベトナムでは本当に仲間というものの素晴らしさを体験できた。日本で聞くと、偽善的に聞こえてしまう「仲間との助け合い」、しかし、今回のツアーで本当にかけがえのないものだと実感できた。
そして、ここでいう仲間というのは、日本人はもちろんのこと、ベトナム人である。彼らの心の温かさや笑顔には、つらい状況の中、本当に救われたように思う。今、日本では感じることのできない、人間の心の純粋な部分に触れた気がした。彼らの存在があった上で、とても“楽しく”毎日を送ることができたにちがいない。
私の場合、ベトナム人との合流当初、ルームメイトのフェンさんが、日本語学科の学生でなかったこともあり、コミュニケーションに戸惑うことは多くあったが、あっという間に、そんな問題は解消され、“楽しい”毎日となっていた。お互い会話本を片手に、日本語、ベトナム語、あるいは英語を使い、一生懸命自分の思っていることを伝え(とりわけ彼女は頭がよく、あっという間に日本語を吸収していた)、夜中まで語り合い、ときにはベトナムジョークで大笑いをし…たくさんのことを今でも思い出す。本当に素晴らしい毎日であった。
帰国後、最近は、メールによって、何人かとお互いの国の文化からプライベートなことまで、色々と話している。私は、こうして、日本とベトナムの交流の葉が、国境を越え、大きく広がっていくことも楽しみにしている。
ベトナムスタディーツアー…マングローブの木だけでなく、私達は今回、実にさまざまなものを植えてきました。
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ツアー感想文 |
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石川和畿
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南遊の会のスタディーツアーに始めて参加して、一年がたった。今年もベトナムに行けたことはとても嬉しかった。まずはこのことを南遊の会と両親に感謝したい。
今年はリピーターということで学生スタッフとして参加させていただいたが、スタッフとして至らない部分が多々あって、申し訳ないと思う。次回に生かしたい。
今年はベトナム語を少しだけ覚えて行ったのでレストランで自分だけ余分に注文したりと、何かと得したことが多かった。まさに「言葉は力」だね。
去年知り合ったホンバン大学の友達がまた参加してくれたことが一番嬉しかった。今年は参加できなかったがホテルに会いに来てくれた友達もいて、いっしょにコーヒーを飲んで話をした。(その彼は最後の日にも空港へ見送りにきてくれた。)じつは旧正月に一人でHCMに来たのであるが、そのときお邪魔した友達のうちに今回も行くことがあった。なんと友達のお母さんが自分のことを覚えていてくれたのだ。お母さんが何を言っているかはわからなかったが、歓迎されていることだけはわかった。お昼をご馳走してくれるといってくれたが、時間が無く、自分は覚えたばかりのベトナム語で「また会いましょう。」と言って彼女の手を握りその家をあとにした。
ベトナムに居る間、たった1週間ほどだったが、とても熱く、感動の詰まった時間を過ごせた。植林や市内観光で同じ時間を共有した友達と別れるのはつらいことだった。去年からの友達や、今年知り合った友達とたくさんのことを話したつもりだったが、いざ帰るときになると、何かもっとたくさん話すことがあったのではないかと思えた。去年も同じ気持ちになった。この気持ちが自分を今年もベトナムへ連れてきたのだろう。
来年も参加するつもりだが、ベトナム語をもっと勉強してベトナム語で会話できるくらいになりたい。9月から大学の寮にベトナムからの留学生がやってくるらしいので、彼(彼女?)に実践で教わりたいと思う。すごく楽しみだ。
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ベトナムスタディツアーに参加して |
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島田さやか
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日本に帰国して、もう3週間が経ちました。今でも、ベトナムでの出来事や友達を思い返すたびに、胸が熱くなります。たったの10日間の滞在だった事が信じられない程、このツアーで多くのことを学び、多くの人に出会いました。
ホーチミンに到着した私の目に飛び込んできたのは、夥しい数のバイクでした。その量は、道を埋め尽くす程でした。そして、町の人々からは日本にはない独特の活気が感じられ、一人一人が毎日を一生懸命に生きているような、そんな空気を肌で感じました。ベトナム料理は驚くほど美味しく、心配していた苦手のパクチーもあまり入っておらず、初めてのベトナムを思い切り満喫しました。
しかし、私はカンザに移動してから2日目に、体調を崩してしまいました。下痢と発熱で、1日ホテルで休養を取らなければならなくなりました。慣れない場所での生活と体調不良で気分が沈んでいた私に、元気を与えてくれたのは、周りの友達の優しさでした。たくさんのベトナム人の友達が、「さやかさんお元気ですか?」と心配そうに声をかけてくれました。日本人の友達も、部屋まで薬を届けてくれたり、励ましてくれました。ベトナム人と日本人の友達みんなから、人のあたたかさを身にしみて感じました。みんなの励ましのお陰で、すぐに回復することが出来たと思います。
この旅行で得た中で1番大きいのは、ベトナムの友達と出会えたことでだと思います。みんなとても優しくて、フレンドリーで、すぐに仲良くなりました。また、勉強熱心で、何に対しても一生懸命に取り組む姿勢には関心させられました。厳しい環境の下での植林も、ベトナムの友達と励まし合ったからこそ、乗り越えられたと思います。ホーチミンでの自由行動の日には、市場での値切り方を教えてもらったり、バイクの波の中、手を繋いで一緒に渡ったり、美味しいフォーの店に連れて行ってもらったりしました。ベトナム人・日本人といったような壁は一切感じることなく、一緒の時間を過ごしました。
この10日間で自分が見て感じたこと、そしてベトナムの素晴らしい友達と出会えたことを本当に嬉しく思っています。このツアーに参加して本当に良かった!!これからも、このツアーに多くの人が参加して、日本とベトナムの交流が深まって行くといいと思います。 |
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ベトナムスタディツアーの感想 |
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宮田華奈
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このベトナムマングローブ植林ツアーに参加して本当にいい経験ができたと思います。ベトナムの気候は日本の気候に似ていて気温が日本とほぼ同じであったので、到着してすぐにはベトナムに来たという実感がわかないまま中心部にやって来て、そこでもの凄い数のバイクと人の多さに驚きここでようやくベトナムにいるという実感がしていました。
2日目クチトンネルの見学に行きそこで戦争のビデオを鑑賞しました。このビデオには爆弾が投下される映像や捕らえられている人々の姿が映っていた。森に移動して森の中を散策していると、銃の音や地雷の爆発するような音が聞こえてきて少し緊迫感を感じながら当時のベトナム軍が試行錯誤して作り上げたあらゆる敵から身を守るためのしかけを見ることができました。落とし穴や体、足に刺さる仕組みになっているものがたくさんあった。
実際にトンネルの中に入ることができたので入ってみると、想像していたトンネルとは、はるかに違っていて、そこは人間一人しか通れないほどの幅しかなく四足になって歩かなければならなくて真っ暗で、でこぼこしており前の人を見失わないように着いていくのが精一杯でした。私は30メートル程の地点で地上に上がったにもかかわらず地上に出られた時の喜びが大きかったです。
4日目から植林が始まり、バスと船とでの移動が大変だなと感じつつ日越青少年交流の森でベトナムと日本人の学生が協力しあい植林をした。ベトナムの学生達の一生懸命に働く姿に本当に強い影響を受けました。この植林を通じてみんなが環境のことを考え、森をつくるという同じ目標のために助け合い団結することができたと思います。
交流パーティーでは日本の文化を伝え共に踊りベトナムの歌や遊び、ダンスを教えてもらえてとても楽しかったです。
このツアーで得たものや経験した事をたくさんの人に伝えていきたいと思います。 |
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ベトナムの友達 |
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長谷川珠美
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今回行ったベトナム植林ツアーは私にとって初の海外旅行でしたが、10日間でベトナムの歴史・発展を続けるベトナム・環境破壊・ベトナム人学生との交流...といろんなベトナムを感じることができ、このツアーに参加できたことを本当にうれしく思っています。中でも普段外国の人と話す機会もないし、あっても英語が話せなくて苦労するので、日本語を話せるベトナム人学生と仲良くなることが出来たことが嬉しかったです。
彼らは、みんなやさしくて楽しい人たちでした。私たちのために観光計画を練ってくれたり、おいしいと絶賛していたお菓子をさよならパーティでプレゼントしてくれたり、私がレストランに忘れ物をしたときも翌日取りに行ってくれて、しかも私がバイクに乗ってみたいというわがままな理由で、一度ホテルに寄って私を後ろに乗っけてレストランへ行ってくれたり...。私は世話の焼ける日本人で申し訳なかったけれど、あのときバイクの後ろで感じたベトナムの風はすっっごく気持ちよかった!
今回ベトナムで出会った学生は、ほとんどが日本語学科の人たちということで、きっと日本に興味を持ってくれていて、日本に来てみたいと思っている子がたくさんいるのではないでしょうか。彼らが日本にくることがあったら、是非、観光計画を練って一緒に日本を歩きたいです。
ベトナムでの10日間は本当に濃くて、楽しすぎて、あっという間に過ぎていきました。このツアーに参加したおかげで、今年の夏を有意義に過ごすことが出来たと思います。みなさん、ありがとうございました。 |
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2005年 スタディツアー |
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藤丸ひとみ
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私は今年の2月から3月にかけて学校の語学研修でベトナムのハノイを1ヶ月訪れたことがありました。もう一度ベトナムへ行きたい、ベトナム語を使ってもっと多くのベトナム人と会話をしてみたい、という一心で南遊の会のスタディーツアーに参加することを決めました。
このツアーに参加することを決めたものの私は植林について全く無知で、マングローブがどんなものなのかも知りませんでした。マングローブと言う木の名前を植林するのだと思っていました。環境についても、どこか遠くの国で木が切り倒されてるんだろうなぁって思うくらいであまり興味を持つこともありませんでした。
しかし、10日間のスタディーツアーで環境問題を自分たちの問題としてはじめて真剣に考えるようになりました。暑い中3日間の植林を行ったことで、植林はとても地道な作業だということを知りました。元通りにするにはその何十倍の努力と時間がかかることも考えず、私たちは簡単に木を切り倒してしまう。その植林の努力も知らずに、「環境は破壊してはいけない」と今まで何となく思っていた自分がとても小さく思えました。
ツアーではベトナム人の学生と交流する機会もたくさんありました。5日目の夜、日本人とベトナム人の学生で討論会を行ったとき、私達のグループは「人間関係について」話し合うことになり、まず家族との関係・1日どのくらい話をするのかを1人ずつ話していくことになりました。話しているうちにだんだんベトナム人のほうが日本人よりも「人と人との距離が近い」ということがわかってきました。それは、家族・恋人とその家族・友達・近所の人たちなど、すべての人たちが仲間というような印象を受けたからです。
近所付き合いを例にしてみると、まず日本での近所付き合いは、会ったときに挨拶をして少し話しをする程度だけど、ベトナムでは近所の人たちの名前はおじいちゃんから孫の名前まで知っていて、食事を一緒にしたり、お酒を飲むこともあるというのだ。それはまるで話に聞く昔の日本のようだった。今の日本にはないものがベトナムにはあると感じました。ベトナムの人の温かさ、優しさはこのような環境からにじみでたものなのだろうと思いました。
植林以外にもベトナムの子供達と遊んだことや、日本人同士でも、普段は接することが少ない社会人の方と話す機会があり、ツアーに参加したことで一般的な旅行では体験することのできないことを多く体験することができ、とても良い経験になりました。このツアーに参加できて良かったです。最後に、このような素晴らしい機会を設けていただいた南遊の会やこのツアーで出逢った全ての皆さんに、心から感謝します。本当にありがとうございました。
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南遊の会 2005 StudyTourを終えて |
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研山真吾
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南遊の会2005studytourに参加し、これまでとは異なった環境に身を置く事で、今の私にとって必要なものに気づけました。
それは「心の豊かさ」と「環境への愛着心」です。
それを特に実感したのは、カンザー地区での小学校訪問とマングローブ植樹活動に於いてです。小学校訪問時は日本との違いに戸惑いを覚えました。簡素な建物があるのみで、私がイメージしている学校とはかけ離れていたからです。そしてその生徒達は決して裕福なわけでなく、勉強を受ける為の道具さえままならない状況なのです。しかし、その学校の生徒全員が笑顔を絶やさず私達を迎えてくれたことは、とても印象的な出来事でした。そう思えたのは今の私がいかに恵まれ、裕福な生活を送っているのか、そして本来あるべき「豊かさ」の意味を取り違えていた事にありました。日本では、たくさんのモノに囲まれながら生活することが「豊かさ」を象徴しているように思います。しかしながら、少学校の生徒達は苦しい状況の中でも、些細な事に小さな体で精一杯の喜びを表してくれ、常に目を輝かせ、希望に満ちた表情をしていました。
その姿を見て、本来の豊かさとは「モノの豊かさ」では無く、「心の豊かさ」であると気づかされました。この経験は、日々の生活の中では得られない、私にとって貴重な財産になりました。
マングローブ植樹活動においては、ベトナム戦争で枯葉剤により、壊滅状態に追い込まれた地には思えなかったのが率直な感想です。
それをたった30〜40年で緑一面の状態にしたのは、多くの人々の弛まぬ努力があったのだと容易に想像できました。実際に作業を行うとその努力は困難の連続であっただろうと感じることが出来たのです。
それは気候・風土条件で、これが植樹活動の作業を遮り、困難なものにすると体で体験させてもらったからです。
しかしその中でも、自然の厳しさや大切さを直に学ぶことが出来ました。
そして今回は以前植樹したマングローブを見る機会があり、そのマングローブを目にした時は、感慨深かった事を覚えています。
なぜならば、何時か私の植樹したマングローブが立派に育っていき、何らかの形で環境に貢献していることが想像できたからです。
この経験は、環境保全に対する困難さや重要さを改めて考えさせられるだけでなく、「環境への愛着心」に気づくことのできる出来事でした。
そして今回ベトナムに行き、その生活に触れて感じたこともあります。それは「生きることの力強さ」です。ベトナムでは、未だ一人当たりのGNPがUS$290という水準です。それ故に、すでに子供達にも生きる為の力強さが備わっていました。その姿を目の当たりにして、私自身を振り返ることが出来、もっと生きることに必死でなければいけとも考えさせられました。
以上が南遊の会2005studytourに参加し、私が感じたことです。 |
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Cam on, Viet Nam |
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白井瑛子
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今回のツアーでは主に3つのことが印象深かった。ベトナムの歴史・ベトナム戦争のこと、植林のこと、そしてベトナムの学生との交流である。
まずベトナム戦争についてであるが、今年はベトナム戦争終結30年である。ガイドのタンさんの解説によると戦争中、ベトナム1国の中に約785万tもの爆弾が落とされたとのことで、第2次世界大戦全体で使用された爆薬250万tの約3倍にあたることには驚き、更に30年の年月をかけて活気溢れるホーチミンシティーが再生したと思うとしみじみとした。(それにしても街中のHONDAはTOYOTA車の多さに驚いた。日本とのつながりの深さを感じた)。
クチトンネルの見学でもベトナムのゲリラの工夫や忍耐強さが強烈であった。例えば、地下生活で炊事の煙を敵に発見されないための工夫、250qにも渡るトンネルを掘った忍耐深さ、そして銃を担いだまま鍬で畑を耕して食料を生産しまた踊りや歌も絶やさなかった姿をビデオで見たのは印象深かった。
2つ目に今回のツアーのメインである植林であるが、3日目に訪れた森林組合で貴重な地元の人の意見が聞けたことが興味深かった。カンザーでも5万tもの枯葉剤が使用されたが、それが今は170種の植物、137種の魚が生きる森にまで復活したのには感動した。しかし、現在人の住んでいるところを保護区にし定め、移住した住民や保護区の住民に安定的な生産を保障して発展と保護をうまく調整することや、樹種の多様化などまだまだ課題は多いようである。
実際に植林の際にも3〜6種類くらいの木を植えて、森が多様化するように配慮していた。地盤高(地面の高さ)により植える樹種が違うことは事前に学習していたが、想像していたよりも地面の高さの微妙なちがいで植え分けをしていたので、素人の自分が植えた木が無事に適正な環境で育つかが少し心配になった。
植林3日目には2年前(3年前だったかもしれない)に植えた場所を見せてもらいにいったが、立派に育っておりさらに周りにあるカニ穴も3cm近くのものが多く、初日に植えた場所にあった1〜2cmのカニ穴よりもはるかに立派なもので、生態系の豊かさを感じた。
植林作業は基本的にスコップで穴を掘ってある程度育った苗を植えるものであったが、最終日では胎生種子(種が中に入っているキュウリのようなもの)を、直接穴を掘らずに田植えのように植えていった。作業がスムーズに進んだ分、ぬかるみと刺を越えて大分森の奥へと進むことができ、アリ塚や大きなカニなど様々な生物・植物を発見した。(またカンザーのホテルの近くでは引き潮の際には広大な干潟が形成され、粘土質の泥の中を歩いて岸から離れると360度干潟に囲まれて自然の壮大さを感じることができた。)
自分たちが植えた後は地元の方が管理を請け負ってくれるとのことで、地元の方々には本当に感謝したい。そして、植林にあたって丁寧に解説をしてくださり、植林以外でも大変お世話になった浅野さんや植林を手伝ってくださった方々に感謝したい。
3つ目のベトナムの学生との交流であるが、ベトナムの学生の勤勉さには驚いた。植林の際の手際の良さだけでなく、普段から親切に沢山のことを教えてくれるのを見て、日本の学生ももう少ししっかりしなければいけないかもしれない。
ベトナムの学生は皆忙しい中市内を丁寧に案内してくれた。チョロンの活気あるビンタイ市場や、歴史博物館の展示物などが興味深かった。そして、日本語を沢山吸収しようと積極的な姿勢だったので、リクエストに応えて大阪弁(なんでやねん)や早口言葉(なまむぎなまごめなまたまご)を紹介した。
ベトナムの学生だけでなく、小学生とも交流ができた。最初は不思議そうな目でみつめていた彼らとゲームやカレー作りを通じて短い間だがとても親密になれたのが思い出ぶかい。持っていたあやとりや折り紙を気に入ってくれたようでとても嬉しかった。(それにしても折り紙の達人がいたのにはおどろいた・・・。)
沢山の人にお世話になって本当に貴重な経験ができたと思う。この場を借りてベトナムの学生の皆さん、ホンバン大学の先生方、現地駐在の皆さん、そして南遊の会の事務局の皆様と一緒に参加した熱い仲間たちに本当に感謝したい。 |
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もくじ |
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ヘン ガップライ サイゴン |
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戸嶋啓夫
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ヘン ガップライ サイゴン!
ヘン ガップライ ホーおじさん!
ヘン ガップライ サイゴン!
ガイドのタン(新)さんのあとをわれわれは唱和した。
ホーチミン最後の夕食を、サイゴン河の水上レストランで摂ったあと、バスでタンスニェット空港へ向かうところ、急に涙がこみ上げてくる。もうホーチミン市と分かれなければならない。いっしょに植えたホンバン大学の学生達、ハイ先生、小松原さん、森林組合の人たち、宿の人たち、タントンヒェップのこどもたち、浅野さん、タンさん………。ほんとうにお世話になりました。
皆も同じだろうと思う。
毎回同じようなことをやっているのだが、それでも少しずつ変化している。
今回植樹地で50cmくらいのトカゲを見た。デジイカメに撮ったつもりなのに写ってない(残念!)カニも多くいたし、トビハゼも見た。アオサギや白いサギ、目白のような小鳥、多くの動物たちが帰ってきているのを実感した。3年前に植えた苗達ももう背丈を超えるくらい大きくなって居た。うれしかった。
だから、HCM農業局での報告会の時にタムさんに「生態系全体を見学したり学習したりすることができるようにする計画がありますか」と質問した。さよならパーティの時にいろいろ答えていただいた。カンザに「青少年野外活動センター」という施設がこの3月にオープンした。
そうだ、次には野鳥の人にも参加してもらおう。エコツアーもやろう。自然の生態系を守る従来からの粗放的なエビ養殖の施設も見学しよう。そんなことを考えながら、セントレアへ深夜発のVN968便の乗客となった。 |
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